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【脳卒中 セラピストから見た鍼灸の有効性】自律神経

当施設は自費リハビリ施設ですが、特長として鍼灸と組み合わせた治療を行っていることです。




検索すると鍼灸を取り入れている病院もありますが、実際の中身まではわからない事が多いです。




そこでセラピスト(理学療法士)から見た鍼灸の有効性と、組み合わせた治療で期待できることなどを紹介していきたいと思います。


〇セラピストから見た鍼灸の有効性


当施設での鍼灸治療は、自律神経系の不調に対する施術が多いです。

当施設の鍼灸治療についてはこちらから




理由としては、脳卒中や神経系などのご病気や怪我などを含めて睡眠や内臓機能などの自律神経による体調の変化を感じている方が多いためです。




自律神経は体の恒常性(ホメオスタシス:体調や身体機能を保とうとする体の作用)に重要な役割を持っています。


自律神経の役割はこちらから




睡眠や内臓機能はもちろんですが、筋肉の硬さや痛みなどの症状へも自律神経は関与しています。




さまざまな要因で気づけないストレスが体や精神面へ負荷をかけてしまい、自律神経の交感神経を優位に活動させ過ぎている場合があります。




自律神経である交感神経と副交感神経は、1日の中で切り替わることで恒常性を保っています。




こういった自律神経の不調や乱れを改善することで、睡眠や筋肉、全身が回復しやすい状態へと改善させることが期待できます。




実際に鍼灸後にリハビリへ介入すると、筋肉のこわばりや硬さが軽減しています。




ここで最も重要なのが、筋肉自体への刺激ではなく筋肉の硬さなどが軽減しているという事です。




筋肉の短縮や癒着などの際は、筋肉自体への鍼灸治療も行いますが自律神経系の治療における筋の硬さの軽減は筋緊張や姿勢などの変化による結果です。




リハビリにおいても体が環境に適応しているか、姿勢筋緊張、運動時筋緊張などを評価して治療するようにストレッチではない硬さの軽減=脳の作用を変化、調整していることとリンクします。




このポイントが当施設の自律神経系への鍼灸治療の特長であり、有効性だと考えています。



〇リハビリ×鍼灸の治療で期待できること


本来はリハビリと鍼灸を別々の施設、治療院で行うことがほとんどです。



また別日に治療を受けることが多いかと思います。



リハビリ×鍼灸では先ほどの鍼灸の有効性を活かしつつ、さらにリハビリの効果を高めることが期待できます。



姿勢筋緊張や筋肉の硬さなどは、リハビリにおいても重要な内容で自律神経系からの治療と組み合わせることで2つの視点からのアプローチが可能です。




当施設でのリハビリでは主に神経系の活動に着目しており、ここに鍼灸での自律神経系へのアプローチを組み合わせることで動作だけではなく、全身状態を高めながら機能改善を図ることが期待できます。




〇さいごに


セラピストから見た、感じる鍼灸の効果を記載している記事は多くなかったので紹介させていただきました。



鍼灸を受けたことがない方や自律神経系への治療を受けたことがない、受けたい方はぜひお越しください。



最後までお読みいただきありがとうございました。


引き上げ投稿していきます。


佐藤