トータルリハビリテーション
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豆知識
今回は子どもの発達について、特に0歳~1歳のお子さんの発達におけるお座りや歩く時期が遅れてしまう原因について紹介していきます。
特にお問い合わせが多いのもおすわりと歩きについてです。
おすわりや歩き以外の寝返りやハイハイなどにも共通する内容になりますので、ぜひ最後までお読みください。
YouTubeで動画でも解説していますので、あわせてご視聴いただくことでより分かりやすくなります。
〇運動発達が遅れてしまう原因
運動発達が遅れてしまう原因は、実際の体の動かし方の発達と興味・関心の2つが大きく占めています。
今回の記事では、体の動かし方が中心になるので興味や関心について簡単に触れておきます。
興味や関心は、「あのおもちゃが欲しい」、「ママどこに行くのかな?」、「食べたいな」などの人や物への働きかけやお子さん自身の思いです。
好きなおもちゃがあるけど、手を伸ばすだけじゃ届かない時にどうしたら届くのかを体を動かしながら覚えていきます。
この興味や関心、そして欲求などがあることで動く、考えるなどの身体、思考などが発達していきます。
体の動かし方の発達の背景には、こういった興味なども考えていく必要があります。
〇体の動かし方について
おすわりや歩くことが遅れている場合は、その姿勢や動き自体が苦手なのか、その過程が難しいのか見ていくことが大切です。
姿勢や動きが苦手というのは、例えばおすわりが難しいときにおすわりの姿勢を保つだけの安定性に関する発達が遅れていることを指します。
過程が難しい場合は、うつ伏せなどからおすわりの姿勢にどうやったら移行できるのかをお子さん自身が分かっていないことです。
この2つの違いは発達を促すうえで重要で、全体的な体の発達、あるいは部分的な発達過程を見ていくのかが変わっていきます。
しかし両者に共通していることもあり、お子さん自身が自分の体を知るということです。
これは指をくわえたり、手足をバタバタさせたりと自分の体とのやり取りから、寝返りやうつ伏せで床での体の動かし方などを覚えていきます。
この発達過程で、さまざまな姿勢や関節の動きを練習することでおすわりや歩くということに繋がっていきます。
おすわりや歩くという体の発達はお子さん自身が能動的(自ら)に動くことが重要です。
〇さいごに
0歳~2歳まではいろいろな姿勢や動き方、人や物とのやり取りの中でお子さん自身の体を理解、知ってもらうことが大切です。
座ったらこんな遊びができる、こんな風に見えるなど見ているもの感じているものが変化するのも子どもにとっては興味や関心につながります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
お子さんの発達が心配などがありましたらお気軽にお問い合わせください。
佐藤
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