トータルリハビリテーション
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豆知識
車いすにおけるシーティングは、体の硬さ、拘縮予防だけではなく姿勢コントロールの向上や筋活動を促すきっかけなど様々です。
今回は車いす上で見られやすい姿勢を中心に、3つのシーティングを紹介していきます。
使用するものはクッションだけになるので、ご自宅などでも取り入れやすい内容になっています。
3つのシーティングに共通することは、クッションで姿勢を固定するのではなく筋肉が活動しやすい、活動を促すような内容です。
①麻痺側への傾き
まずは麻痺側へ傾きやすい場合のシーティング方法で、動画前半では麻痺側に傾いてしまう原因も解説しています。
麻痺側を固定、支えるシーティングだけになると麻痺側の活動を促すきっかけが少なくなります。
非麻痺側も含めて麻痺側の活動を促すシーティングが重要です。
②お尻のずりおち
次は車いす上でお尻が前にズレてしまう、お尻のずり落ちについてです。
お尻のずり落ちは、体幹と骨盤の位置が非常に重要なポイントになりますので動画でご確認していただきながらご自宅でも取り入れてみてください。
座面のクッションや車いすの設定を変更することもありますが、より体幹機能を高めながらシーティングすることが大切です。
③体幹の硬さ、背もたれに寄りかかれない
最後に車いす上で背もたれに体を預けることが難しく、体に力が入ってしまう場合のシーティングです。
最後に車いす上で背もたれに体を預けることが難しく、体に力が入ってしまう場合のシーティングです。
座位姿勢であっても後方への感覚が分かりづらい場合には、姿勢のコントロールだけではなく恐怖心があり体を硬くしてしまう事があります。
◯さいごに
今回は車いす上でのシーティングについて3つ紹介しました。
その他の車いす上での症状や姿勢においても、固定せずに体の機能を高めるシーティングが大切です。
ぜひご自宅でも動画を参考にして、実施してみてください。
佐藤