トータルリハビリテーション
お電話での予約・お問い合わせ
TEL.047-711-3007
豆知識
年々体力の低下や疲れが残りやすいなどをはじめ、腰や膝周りといった身体の痛みが治りづらいという経験をされてる方は多いかと思います。
医療機関を受診した際に、
「加齢に伴う症状ですね。」「老化現象ですね。」などと経験をされた方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
○免疫機能とホメオスタシス
加齢、老化による身体の異常、若い時との変化で考えられる要素は、自然治癒力の低下です。
自然治癒力の低下とは、若い時に比べてすり傷の治りが遅くなったり、怪我や痛みが治りづらいなどがあげられます。
それだけではなく風邪を引きやすくなった、病気になりがちなども自然治癒力の低下が引き起こしています。
自然治癒力とは、自律神経とホメオスタシス(免疫系、内分泌系、神経系などの恒常性機能)の2つの働きによる相互作用です。
自律神経とは、活動神経の交感神経とリラックス神経の副交感神経があり生活場面や環境で作用が変化することにより身体機能に関与しています。
ホメオスタシスとは体内の環境をなるべく一定に保つ作用ですが、自律神経とホメオスタシスの1つの機能である免疫系の作用(総量)が加齢により減少していきます。
自律神経や免疫系の減少を数値化するとこのようになります。
・自律神経 10代が100とすると 40代 50 70代 20
・免疫系 20代が100とすると 40代 50 70代10
ストレスや生活習慣などの違いにより個人差はありますが、一般的にはここまで総量が変化すると言われています。
○自律神経と免疫の総量が低下すると?
自律神経は、日中の活動量や睡眠の質と時間、内臓機能の状態に関係があり自律神経の総量が低下すると日中ボーッとしている時間が長かったり、夜に何回も目が覚める、ご飯や水分の摂取量が減っていく、疲れや倦怠感が抜けないなどが考えられます。
また免疫系はウイルスや細菌の繁殖を食い止めるものですが、免疫系の総量が低下すると感染症を引き起こして病気に繋がっていくなどが考えられます。
こういった症状は加齢により自律神経や免疫系の総量が低下していくことから必然的ともいえます。
当施設では、脳卒中後遺症をはじめ様々な症状でご来院されてますが、実は不眠症とセットで悩まれてる方も多いです。
不眠症や寝不足ぎみの方は、自律神経や免疫系に問題があり自然治癒力の低下が考えられます。
それが原因で多岐にわたって症状を引き起こしてしまいます。
鍼治療は、痛みやコリとされるものだけではなく自律神経や免疫系の機能に作用しますので加齢による様々な症状の改善が期待できます。
またそれに並行して不眠症の改善にも効果的ですので精神面にも良い影響があります。
鍼灸についてのご質問や施術など、お気軽にお問い合わせください。
細川