トータルリハビリテーション
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豆知識
体幹の柔軟性とはいろいろな方向へ動けることが大前提ですが、体幹だけ動かすことは生活上あまりありません。
理由は体幹を動かす際は頭、手足と一緒に動くからです。
この末梢から動くことを意識することが体幹の柔軟性を高めるポイントになるのでご紹介していきます。
当施設では日ごろの店舗でのリハビリや訪問リハビリ等に加えて、当事者の方や患者さんへの情報発信を行っております。本サイト上でのブログの更新、YouTube、各SNSなどを取り組む中でより患者さんが感じている疑問や不安などの声を聞く様になりました。その疑問などにお答えして、リハビリやご自宅での自主リハビリが良い方向へ進むようにトリアの公式LINEでリハビリ関する内容についてお伝えしています。
公式LINE
https://lin.ee/DCXMsH0
こちらのLINEでは、退院後に療法士と話す時間が無い・減った、症状の原因を知りたい、改善するには何をしたらいい?などの疑問やご質問にお答えしていますのでお気軽にご連絡ください。
〇中枢と末梢の関係性
リハビリでは体幹や肩、股関節(骨盤)などを体の中枢部位として、手足や頭などは末梢部位と表現します。
この中枢部位と末梢部位は相互作用しており、お互いの動きや安定性を高めあっています。
どちらか一方だけではなく双方の視点から体の動きやリハビリを考えていくことが重要です。
体幹の安定は手足の動きを補償するという形で、動きをスムーズかつ安定性を高めてくれます。
反対に手足を動かすことで、体幹筋が活動するので体幹機能を高めることにもつながります。
脳や神経系に対する専門的なリハビリをご希望の方は、お問い合わせください。
※リハビリ等に関する無料相談のみでもお気軽にお問い合わせください。
※リハビリ内容を詳しくお聞きになりたい場合には、経過や症状をお伝えください。
〇末梢から体幹の柔軟性を高めるには
冒頭でも記載しましたが生活の中で、体幹だけを動かすことはほとんどありません。
何かをとるために手を伸ばす、移動するために足で立つ、名前を呼ばれて振り向くなど手足や頭が先行して動きます。
そして先行した動きはすべて背骨へ繋がります。
生活では腕が前だけではなく、いろいろな方向へ伸ばすため背骨の動きにもバリエーションがあります。
腕だけではなく足に関しても同じで、歩く際など足の動きは骨盤から背骨に伝わっていきます。
このように手足から背骨の動きに繋げていくことで、体幹の柔軟性を高めていくことが可能です。
体幹の柔軟性を体幹から高めることも場合によってはありますが、動きとして連動しづらくなってしまうので必ず最後には手足から背骨の動きにつなげるような練習が必要です。
現状で行っているリハビリや自主リハビリの際に、手足を動かす場面で背骨へ動きが伝わっていく感覚を意識してみてください。
これは意識するかしないかで大きく変わり、意識した時は必ず感覚が集中して、体の動きや変化を捉えられるようになります。
感覚と意識は密接に関係しあっているので、1つの自主リハビリでも意識する箇所で効果も異なるということです。
自主リハビリでは非麻痺側、麻痺側どちらを動かしてもいいので腕を挙げる、足を上げる際に肩甲骨や骨盤から背骨に動きが伝わる感覚を意識してみてください。
スムーズで滑らかな動きは手足だけではなく、背骨の小さな屈伸と回旋が必要になります。
脳卒中や神経疾患等による症状の改善希望やご相談の方は、HPの情報をご参照ください。
〇さいごに
手足から体幹の柔軟性を高めることで、硬さが戻りづらくなります。
手足の動きに連動して生活の中でも動けるようになることで、柔軟性を保持しやすくなります。
意識して練習をしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
〇執筆・監修者情報
佐藤浩之:施設長
~経歴~
1991:千葉県生まれ
2013:国家資格(理学療法士)を取得し、千葉県内の病院へ入職
2015:大手自費リハビリ施設へ入職し施設長を経験
2017:JBITA公認ボバース成人片麻痺基礎講習会修了
2022:トータルリハビリテーション トリアを開設