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【子どもの発達】手の発達を高める寝返り方法

子どもの寝返りは、ご両親が見ていても最初に大きく変化する動作でもあります。



おおよそ4か月前後までは仰向けの姿勢が多い中で、うつ伏せになることでお子さん自身も様々な変化を感じることになります。



寝返りは5~6ヶ月前後で出来るようになる場合が多いですが、もちろんその前後の月齢で出来る場合もあります。



今回の記事では、寝返りの時期ではなく体の発達、手の発達を促すための寝返りについて紹介していきます。


当施設ではYouTubeでの解説もしていますので、合わせてご視聴いただけますとより分かりやすくなります。

〇2つの寝返り方法


寝返りといってもお子さんひとり一人で方法は異なります。



また「絶対にこの方法でなければいけない」ということはなく、あくまで色々な動きが出来ることが大切です。



1つ目は、体を反って寝返りする方法です。



背中やお尻などで体を反らせるような動きをしている中で、偶然できる場合もあります。



この方法での寝返りは、比較的早い月齢で可能になるお子さんもいます。



この体を反る動きは、体や手足を床に突っ張るような活動になるので手足を支えとして体を動かす方法になります。



そのため手足を動かすということには直結しづらい寝返り方法となります。



そして2つ目が、手足を浮かせた状態で寝返りをする方法です。




仰向けで手を伸ばし、おもちゃを取ろうと手足が先行的に動いた結果の寝返りとなります。




この方法では、手を伸ばすことで体幹との連動が見られるため四つ這いやおすわりでの手の発達の準備ができます。




発達の原則に体幹から手足の末端ということが言われますが、このような寝返りなどの背景があります。



手足を上手に動かすためには、体幹が安定していることや体幹と手足が連動するような体の動かし方が大切になります。



仰向けで遊ぶ際には、おもちゃへ手を伸ばす距離感や位置などを変えながら手を伸ばす延長に寝返りをするようにしてみてください。


〇さいごに


今回は寝返りについて紹介しましたが、どちらが良いという事ではなく2つとも大事な体の動かし方、発達過程です。



いろいろな方向や距離など工夫しながら遊ぶことで、お子さん自身が体を動かすことが大切です。



最後までお読みいただきありがとうございました。



引き続き発達に関しても投稿していきます。



佐藤

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