【めまい、ふらつきへの鍼治療の効果】倦怠感

2024年10月29日豆知識

めまい、ふらつきなどの症状は確定的な診断ができず、適した治療が行えない可能性があります。

理由としては、めまいやふらつきという症状の原因が多岐にわたる事や主観的な感覚であることなどが考えられます。

当施設では、主に脳血流への鍼治療に焦点を当てヘッドマッサージや、頭鍼治療を行っています。

なぜ、脳血流が大事なのか、それはリラックス神経（副交感神経）を大きくしないと身体の興奮が抜けず長年の症状を治せないのではないかと考えに至ったことにあります。

副交感神経、自律神経などについてはこちら

様々な精神的、身体的ストレスを受け続けると脳血流が低下し、不眠などをはじめとした色々な症状が出てきます。※症状は個人によって異なります

そこで、ご利用者様への治療の1例で、経過をご紹介していきます。

○めまい、ふらつきなどの症状を呈する60代、女性

今回紹介する方の主訴やこれまでの経過は以下となります。

・60代
・女性　
・主訴：めまい、ふらつき、こわばり　倦怠感　不眠
・既往歴：良性発作性頭位めまい症、頚椎症、うつ病（自律神経失調症）

めまいや、ふらつきによって10分以上の歩行が困難で病院受診や様々な治療院で骨盤調整や、頭蓋仙骨療法を週2回通い続けるも症状が改善されず、救急車を呼ぶ程の強いめまいが2回ほどあったそうです。

この症状に20年以上悩まれていたそうです。

そこで治療院を変えようと思ったタイミングで、自律神経失調症には鍼治療が有効という当施設の記事を見てご来院してくださいました。

当施設での治療内容

・週一回の鍼治療と指圧（ヘッドマッサージ）

・週一回の指圧のみ　

　計週2回の治療

上記の治療での経過

・１ヶ月後：車でしか通院出来なかったが徒歩で来院可能になる

・３ヶ月後：主訴であるめまい、ふらつきは完全には無くならないものの小走りが出来るようになる

・６ヶ月後：主訴が改善し、ご自宅の9階まで階段で登り降りできるようになり、日常的な家事なども行え生活の質が向上

この6ヶ月の治療経過としては、当施設の予想に反して改善のスピードが早いと感じました。

それも骨盤調整や頭蓋仙骨療法などの治療に定期的に通われていたからだと実感してます。

手足のツボや頭皮に鍼をすると、その周囲の血流が良くなり、さらに頭蓋骨の中の血流まで良くなることなど研究されています。

○めまいやふらつきに対する鍼治療の効果

鍼刺激による体の神経（末梢神経）の興奮が脳や脊髄である中枢神経に伝わり、血管を拡張してくれます。

これは、鍼刺激によって血管を拡げる化学物質（CGRPやサブスタンスP）が放出されることが考えられ、さらに頭皮に鍼を刺すことで視床下部への血流が集まりやすくなり、自律神経の切り替えがスムーズになります。

これらの鍼治療による体の反応を促すことで、自律神経失調症の症状や長年の改善されない不調などか変わっていくのかもしれません。

色々試したけど鍼治療は未経験の方は是非オススメします。

まずはご相談からお気軽にお問い合わせください。

細川

運営会社

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