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豆知識
神経の興奮と聞くと直感的に分かりづらい部分はありますが、心身機能にとって神経の問題なのか筋骨格系なのかを知り、対処することが重要です。
また神経の問題か、筋骨格系の問題の見分け方はご自身では分かりづらい部分もあります。
そこで今回の記事では、特に神経の興奮による心身機能の不調についてお伝えしていきます。
〇神経の興奮が強い場合の症状とは
神経の興奮による心身機能の不調は下記の様に多岐に渡ります。
・なかなか寝付けず(不眠症)、夜中何回も目が覚める、トイレに数回起きる
・話し声が大きかったり早口
・不安感やイライラや孤独感を感じやすい
・慢性的に便秘や下痢
・食欲不振、もしくは過剰摂取
・耳鳴りやめまい、頭痛といった不定愁訴がある
・全身的な倦怠感や疲労感が抜けない
・極度に水分摂取量が少ない(1ℓ未満等)体格差あり
・全身の筋肉が硬い
・就寝中の発汗ホットフラッシュ、動悸 ほてり
・冷え性
・気圧や天候によって体調が変わる
・夜中食いしばりや歯ぎしり、起床時アゴが凝ってる
・リラックス出来てる感覚が弱い
・ソワソワしている 多動
・常に高血圧
・湯船や温泉に浸かってもすぐのぼせてしまう
・呼吸が浅い
細かく挙げたらキリがないですが、こういった事に複数当てはまるという場合にはマッサージやストレッチ、姿勢矯正などの治療を施しても辛さがまたすぐに戻ってしまうのではないでしょうか。
筋骨格系の治療はもちろん大事ですが、神経の治療を優先したほうが結果的に筋骨格系のお悩みも並行して改善していく方も多いです。
神経の興奮のしやすさは
・経済的ストレス
・人間関係の悪化
・仕事
さまざまな要因で誰しも起こりうる事です。
また先天的に幼少期からそういった傾向を持つ方もいらっしゃいます。
〇神経の興奮を鎮める方法
神経の興奮を鎮めるのに、鍼灸師としては1番鍼治療をオススメしてますが鍼に対して恐怖心や不安感が強い方はヘッドスパ系の治療も有効です。
もちろんカイロや、マッサージなども効果的ですがとにかく肩周り、首、頭皮を緩めることが最も重要だと考えます。
また神経の興奮を鎮めるのに避けたほうが良い事としてこれらが挙げられます。
・痛すぎる施術。
筋肉の防御反応が起き、余計硬くなる可能性もあります。そして痛すぎる施術を受けてしまうと、逆に神経が興奮してしまうので控えましょう。
・温泉や湯舟に浸かる
身体に良いとされている、温泉や湯船に浸かる事も暑さによって神経が興奮してしまう方もいらっしゃいますので注意が必要です。
〇さいごに
今回の記事では神経の興奮について紹介しました。
筋肉の硬さや痛みだけではなく、疲労感や内臓機能など様々な身体機能に関係する神経系の治療は非常に大切です。
数か月、数年と心身機能の改善や変化が見られない場合には、一度ご相談ください。
細川