トータルリハビリテーション

私は総合病院の回復期で勤務、その後、都内自費リハビリ施設に就職し約５年勤務する中で、実際に自費リハビリを肌で感じ様々な症状、環境があり希望、年齢など関係なく「良くなりたい」という強い想いを感じました。また子どものリハビリにかかわる時期がありそこで感じたことは、親の子どもに対する「何とかしてあげたい」という想いです。

リハビリとは本来、必要とされている⽅が受けられることが理想です。しかし⾃費リハビリに 携わっている中で現在の保険制度は、縮⼩され専⾨的な治療、相談ができる場所が限られリハビリを受けたくても受けられない方が多くいらっしゃる事を知りました。⾃費リハビリを世の中へと普及させることで理想へと近づけ、1⼈でも多くリハビリを必要とされている⽅に施術を提供し、想いに応えたいという考えに至りました。

リハビリ現場では、ご家族やご両親から介助の仕方、この症状の原因は何ですか？などの質問をされる方が多くいらっしゃいました。インターネット、SNSの普及でリハビリに関する情報についても検索できるようになりましたが、情報量が膨大で今必要なものがどれなのかがわからなくなっています。

ネットやオンラインなど人と人の直接的な関わりが減る中で、リハビリもそれでいいのかという疑問があります。私は身体を動かすこと、考えること、話すことなど身体に関することは、人との直接的な関わりの中で変化させられるものだと思っています。
当施設で大事にしていることは疾患名ではなく、人と環境と症状の原因です。近い距離で、お互いを知り、一緒に希望をかなえていきましょう。