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【脳卒中 改善されない筋肉の硬さとは?】筋緊張

脳卒中後の後遺症として麻痺として動かしづらさだけではなく、痙縮などにより筋肉の硬さやこわばりを感じる方は多いです。



その筋肉の硬さに対して特に退院後ではリハビリだけではなく、整体などでストレッチやマッサージを続けているのに改善しないという声が非常に多いです。




ではなぜストレッチやマッサージでは脳卒中後の筋肉の硬さを改善、軽減することが難しいのでしょうか。




そのキーワードは「筋緊張」です。




筋肉の硬さが軽減せずにお困りの方は、ぜひこの記事を参考にしてください。



〇筋緊張とは?短縮との違い


リハビリ、特に脳卒中後遺症に対するリハビリにおいて、筋緊張という言葉が多く用いられます。



この筋緊張とは筋肉の張りを指しており、姿勢を保つことや動くことなどすべての姿勢や動きに必要な要素でもあり動きにくさを感じる原因にもなっています。




筋緊張は低い、高いち表現され筋緊張が高い状態は一般的に硬い、筋緊張が低い状態は柔らかいとされています。




しかし筋緊張は生まれ持ってひとり一人程度が異なり、生まれつき低緊張気味の方もいますので、筋緊張が正常というのは決して柔らかいだけではなく、筋緊張を高くしたり低くしたり調整できる状態を正常と表現しています。

こちらの動画では、今回のテーマである筋緊張と短縮による硬さの違いを解説しています。


硬さにあったリハビリ方法を選択することで、より持続した効果を感じることができます。



〇筋緊張の改善に必要なこと


筋緊張は高くしたり低くしたりとコントロールできることが重要で、この筋緊張は姿勢は動き方、感覚などで変化します。




しかし筋緊張が高く硬いからといって、過度なストレッチをしてしまうと脳は引っ張られているという誤認となりさらに筋肉の硬さを強めようと作用してしまいます。




ストレッチをすることで、一時的に筋に関与する神経系の興奮を抑えることはできますがストレッチは筋肉を柔らかくするよりも弛緩させるような働きが強いです。




弛緩とは、筋肉がだらんとしたような状態で柔らかさはあるものの力の入りづらさも感じてしまうので、脳卒中のリハビリにおける動きやすさや動きづらい部位を動かせるようになる事とは直結しないこともあります。

そこで重要になるのが筋緊張による硬さは、ストレッチする前にしっかりと緩めるということです。



筋緊張による身体部位の硬さは、姿勢を変えるや調整することなどで変化し筋緊張を和らげることができます。




本来はこのように全身の筋緊張がコントロールされており、姿勢を保つことや様々な動作に合わせて常に変化、調整されています。



筋緊張による硬さを和らげてからストレッチや動作訓練をすることで、より運動がスムーズに行えるだけではなく硬くなりづらい身体づくりにもつながっていきます。


〇さいごに


一般的には硬い筋肉はマッサージやストレッチですが、脳卒中や神経疾患などの脳からの作用によって硬さが生じている場合には筋緊張を緩めるという事を優先することが非常に大切です。




筋肉の硬さがどこから生じているのか、これを療法士の方と確認しながらリハビリを進めていくことが理想的です。




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今回の記事も最後までお読みいただきありがとうございました。



佐藤