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豆知識

【骨折の後遺症】可動域制限 筋力低下 リハビリ

骨折の後遺症として、疼痛が軽減しない、関節の可動域が制限されて動きづらい、筋力が低下してしまったなどが挙げられます。


交通事故や転倒、スポーツなどで骨折してしまうケースが多いですが、骨折後は部位に関わらず一定期間動かすことができません。


骨が癒合すれば治るということではなく、むしろそのあとのリハビリが重要になります。


骨折に伴う回復期リハビリテーション病院への入院期間は最大90日


年齢や骨折部位、病院の方針などで退院時期も異なるので、退院後の外来リハビリやリハビリ資源を調べておくことが大切です。


今回の記事では骨折による後遺症と骨折に伴い起こりやすい2次障害などを紹介していきます。

〇骨折後の後遺症について

骨折をしてしまうと固定あるいは荷重(体重)をかけられないなど、動きを一部制限します。


骨折部位などで期間は異なりますが、動かせないことで筋肉や関節周囲の軟部組織に硬さが生じ関節可動域(動かせる範囲)が狭くなりやすくなります。


これが原因で動かすと筋肉が伸ばされたり、関節の動き方にズレが生じて痛みを感じることや姿勢が傾いたりすることになります。


まずは筋肉や靭帯、皮膚などの軟部組織を柔軟にし、関節可動域を骨折前の状態まで改善していくことが重要です。


この関節可動域の制限に関しては、入院中に改善されることが多いです。



2.筋力低下

関節可動域が狭くなることと原因は同じです。


固定などにより動かせない期間で筋力低下が生じます。


冒頭でお話ししましたが骨折による入院は最大90日間


日常生活に支障がない状態までは改善できますが、この90日間で筋力を元通りにすることは難しいです。


退院時に療法士の方から生活でのアドバイスや自主リハビリなどを確認してください。


また可能であれば、退院後にも十分なリハビリを受けれる場所を探す、特に痛みやしびれなどがある場合はリハビリをお勧めします。


骨折の2次障害


1.上肢の骨折

上肢の骨折では体幹の可動性が低下しやすくなります。


体幹の機能は腕の動きに伴うことも多いので、肋骨や背骨などの硬さが強くなることがあります。


上肢の骨が癒合しリハビリ開始した際に、この体幹の硬さを残したままでは肩の痛みなどが生じる場合があるので注意してください。


2.下肢の骨折

下肢の骨折の2次障害は荷重制限の期間がある場合、姿勢の崩れなどが考えられます。

疼痛



骨折側の下肢の筋力低下もあり、姿勢の崩れから腰痛や股関節の痛みなどが生じやすいです。


入院中や退院後も姿勢には気をつけながらリハビリを行ってください。


姿勢は左右差を基本にして、肩の高さ、骨盤の高さ、骨盤のねじれなどを確認してみてください。


〇さいごに


骨折は折れた骨が癒合して終わりではなく、その後のリハビリが重要になります。


動かせない期間に伴う機能低下をどこまで改善できるか。


今回も最後までお読みいただきありがとうございました。


引き続き投稿していきます!

佐藤